増穂登り窯とは

[環境負荷ゼロの陶作品]

 増穂登り窯では山梨県内のアカマツやスギ、ヒノキなどの間伐材を使った自然エネルギーだけで陶器を焼成しています。

1990年の開窯時は登り窯の1基だけでしたが、年々窯を増やしていき、現在は8基の窯があります。
開窯以来、560回以上焼成してきました。

中でも代表的なのは、芸術家の池田満寿夫氏が考案した「池田満寿夫八方窯」です。焼成した作品は三重県のパラミタミュージアムなどで見ることができます。

池田満寿夫八方窯

昔からやきものは「一焼き、二土、三細工」といわれるほど”焼き”は大事なものです。
成形や絵付け、土選びはするけれども、焼きは人任せという陶芸愛好家の方も多いのではないでしょうか?

当窯では会員の皆さんが作陶から窯詰め、窯焚き、窯出しまで共同作業で行います。「池田満寿夫八方窯」では窯詰めから窯焚きを終えるまで延べにして約70人が関わり、約10日間かけて焼成します。
薪で焼成した作品は灰が降りかかり自然釉となります。炎が直接当たったところには、いわゆる「窯変」が現れます。
人の手の施しようがない炎の仕業…薪窯はやきものの醍醐味を味わうことができます。

One thought on “増穂登り窯とは

  1. このホームページの「池田満寿夫と増穂登り窯」を読んで、現在の増穂登り窯に至る経緯をおおよそ知ることが出来ました。太田さんから、まだ全然伺ったこともなかった経緯(歴史)を、のぞき見した思いです。興味深かったです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA